MESSAGE

-代表挨拶-

わが国でもいよいよ電力・ガス自由化が本格化してまいります。その進展に伴い、企業だけではなく、一般家庭でも、価格・サービスの良し悪しで電力の供給者を選択することが可能になります。供給者側では単純な値下げ競争に陥らずに顧客ニーズに応えることが勝負につながります。これまでの供給区域を超えて電力・ガス販売を拡大していくために、他社とどう差別化し、どのような新しい価値を提供してゆくのかという、競争に勝ち抜くための本質的な課題に直面しているのです。

こうした状況の中で、様々な工夫を凝らした新規参入が相次ぐとともに、大企業主体の既存の電力・ガス事業者は新たなサービスを模索し大きく変わろうとしています。言うまでもなく競争環境下では、いち早く創意工夫・イノベーションを実現した企業が優位に立ちます。それゆえ、供給サイドの各社ともベンチャー企業の知恵やスピードを求めており、ベンチャー企業にとっては極めて大きなビジネスチャンスが生まれると予想されます。実際、欧米の自由化先行国においては、競争の促進に伴い、新たなサービスを電力とバンドルするようなベンチャー企業の活躍が拡大しており、単純な値下げによるゼロサム競争にとどまらない、イノベーションや新規ビジネスの創造がもたらされています。

わが国においても今後電力・ガスとは縁のなかったようなベンチャー企業も含めて、多くのベンチャー企業が独自の知恵を出すことで、日本の電力・ガス供給のビジネスモデルの再定義に関与していくでしょう。そして電力・ガス事業者とサービス業のような業種横断的な連携や、大企業とベンチャーが組むような横断的な連携が活発化し、電力・ガス供給の風景は確実に変わるでしょう。その際に意味のある連携を生み出すために必要なのが、プロデュース機能です。最適なパートナーを見つけて、両者が連携し価値のある、よりよいビジネスモデルの構築をアドバイスしていく能力です。

弊社は環境エネルギー分野における圧倒的な知見を有しており、これまでの豊富な投資活動を通じてベンチャー企業、エネルギー関連事業者、新規参入者、行政等との幅広いネットワークを構築し、価値あるプロデュースを実現してきました。今後は、このプロデュース機能をさらに拡大・深化させつつ、「日本の環境エネルギー分野でのイノベーションを促進する」という思いをもって、ファンド運営を行ってまいります。

株式会社環境エネルギー投資 代表取締役社長